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「台湾日記・Formosa・麗しき島−台北の社会・文化に接して−」
Taiwan, Formosa, Splendid Island:
A Consideration of the Taipei Society and Culture
顧問 古畑 稔
(7頁/12頁)
4.旅の第3日 旅の最終日(帰国の日)
六福皇宮(Hotel the Westin Taipei) の朝の目覚めは疲れが癒えて爽快であった。同室の向井操氏と早く起き朝食をともにした。バイキング形式の簡素でヘルシーなメニューであった。ホテル出発の9時までにはかなりの時間もあり、部屋でゆっくり休んだ。昨日の朝、私と向井氏の二人は、誰よりも早くチェックアウトした。出発までの時間の使い方には、私は大変苦労した。今日は集合時間の20分前に、ホテルの1階ロビーに出向き、部屋で飲食した支払を済ました。すでに皆は集合し、散り散りの椅子に腰をおろしていた。私は、広常睦子さん(中村工機)、川添文江さん(組合事務所職員)の二方が談笑するベンチに腰をおろした。プロの写真家が、私を捜していた。昨日、故宮博物院前で撮った団体写真と個人写真を手渡すためである。日本円を「Keep
the Change」と言って支払をした。有難うと日本語で言われ、おつりは返ってこなかった。観光専用バスは定刻に、龍山寺参観に向かった。
龍山寺は、台湾で最も知られた名刹。1738年に建立され、254年の歴史ある龍山寺は、観世音菩薩を本尊として祭祀する寺院である。ガイドの黄さんに引率され、正門から入ったが、すでに大勢の人が参観・参拝に訪れていた。境内には、線香の煙が漂っていた。黄さんを見習って参拝した。
龍山寺参拝後、観光専用バスは、南門市場に向け出発した。台北市民の台所・食材に触れる観光コースである。食は中国にありというが、台北市民の料理は、中国料理の影響を受けながら風土に適した形で、台湾食文化の中で改良されたのではないかと思う。しかし実のところ、台湾の家庭料理、駄菓子などがどのようなものか、私は知らない。その食文化・食材などには、興味・関心を持っていた。
観光専用バスは、南門市場(3階建のビル、1階は食材、駄菓子等。2階は衣料品が主体、3階は閉鎖)の前に横付けされた。南門市場の建物は、古色騒然としていた。車道に面した入り口から食材の香りが流れてきた。その香りは瞬間、異香と思った。甘味と辛味がミックスされたような感じであった。南門市場は、小売店の集合体であり、その品揃は少量多品種である。魚介類(鮮魚、乾物類、からすみ、等)、惣菜、日本の中華街でみる菓子類など、生活用品、日用雑貨、菓子類などはすべて売られていた。閉店間近は割引されるために混雑する由。気候の関係もあり、一部の商品はその日に売り尽くすのであろうか。南門市場では、私はなにも買物をしなかった。初日に交換した台湾通貨が払底しており見るだけになった。借用した洗面所は、清掃が隅々まで行き届いていた。昼までには時間があり、漢方薬店、茶芸店に立ち寄り、昼食に向かった。
南山市場は、台湾の伝統的な市場。南山市場の他に、台中市に建国市場、高雄市に高雄市三民第二公有市場がある。
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