「台湾日記・Formosa・麗しき島−台北の社会・文化に接して−」
Taiwan, Formosa, Splendid Island: A Consideration of the Taipei Society and Culture

顧問 古畑 稔

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 台北中正国際空港へ向かう観光専用バスの中の表情について、少し触れておこう。二人掛けの席は、夫婦同伴者を除き殆ど一人ですわっていた。横には、膨れた感じのボストンバックなどの携帯品、手に持てない程の買物袋があった。ガイドの黄さんから車内セールへの協力依頼があり、その内容は「バスの運転手は、固定給と歩合給しかなく、(いずれも多くなく低額なのか)運転手のためにセールをするので買ってやって欲しい」というものであった。商品は、男性用のネクタイと女性用のネッカチーフであった。協同機器工業の西七五三氏をはじめ数人は、快よく協力していた。私は、我が社・安田金属の紅一点のLadyである釈野典子さんにネッカチーフを選んだ。その色柄は、尼崎トタンの橋本百合子さんに相談した。
 折り紙教室の開催。先生は、フクヱイ工業の広田社長夫人・静子さんと尼崎トタンの橋本百合子さんです。教授は静子さん、助手は百合子さんです。生徒はガイドの黄さん一人です。黄さんはこれを習得して、ガイド知識を深め、ガイド活動を拡大せんとする意欲がその学びの姿勢から明確に理解できた。欧米の観光客などに、ガイドの中で紹介するのであろう。
 台北の駄菓子を配布する人がいた。それは共和製作所の親会社から参加された株式会社日交の柴崎美和氏であった。南門市場で買われたキャンディーであった。私は一ついただきポケットにしまった。日本に持ち帰った。「二つ三つ頂戴しておけば良かった」と、関西国際空港のリムジンバス待合室で後悔した。
 観光専用バスがほどなく、台北中正国際空港に到着する少し前に、ガイドの黄さんから再会の希望と今回の台湾・台北観光ツアーに対して、お礼の挨拶があった。その中に「台湾政庁に代わりまして、お礼申しあげます。外貨を沢山使っていただきまして、大変有難うございます」のくだりがあつた。彼女の挨拶には、感謝の心が満ちていたが、私は自分の買物金額を速算して自笑した。今回の旅行代金は2泊3日で、一人約15万円程度で決して安くない金額であった。旅の行程の中に占めた買物時間は、かなりのものであった。 が、台湾・台北市民と直接に触れ合え、良かったのではないかと思った。訪れた免税店、漢方薬店、茶芸店などの数は一桁を超えた。しばらくして台北中正国際空港に到着した。13時55分であった。

 

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