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ブラジル民族文化研究センター
主 幹 田所 清克 |

駐日ブラジル大使 イヴァン・カナブラーヴァ閣下(右)と
(東京青山 ブラジル大使館にて)
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日本人のブラジル移住80周年(1988年)に当たる記念すべき年に、愛しき大地ブラジルの真の姿を一人でも多くの人に知ってもらいたいと、 私は自宅に「ブラジル文学資料館(後に「ブラジル民族文化研究センター」と改称)」なるものを開いた。
当センターには、私が学生時代に留学していた頃からかれこれ20年間にわたって書店や古本屋で手に入れた、様々なジャンルの文献、 約3万5千点が展示されており、それらの資料の中には、当地で入手困難なものも含まれている。 ともあれ、ポルトガル文学とブラジル文学に関する基本的重要文献が俯瞰かつ閲覧可能となるように、体系的に収集した。 従ってそこには、主な文学作品はもとより、文芸誌や作品研究の類の文献等も多く書棚を飾っている。
文学関係で当センターが誇る特色は、日系人唯一の文学同人誌として1966年から11年間にわたって発行された「コロニア文学」全号や、 ポルトガル、ブラジル両文学における傑作で邦訳された稀少本数点、更には、日本そして日本の女性こよなく愛したポルトガルの文人ヴェンセウス・モラエスの、 初版本や稀覯本などのコレクションを収蔵している点である。
他方において、当センターで時折行っている勉強会は重要なイベントである。そして、開設当初から始めたブラジル人を含む来館者のグループとの共同研究の成果が、 日の目を見ようとしているのはまことに嬉しい限りである。
ブラジル学もしくはブラジル地域研究に関心を寄せる人々のニーズに応えるために、また自らの学際的好奇心から、 その種の学問領域の邦語・洋語の文献資料も多数備えている。かかる文献は目下、言語研究(ポルトガル語)、ブラジル問題研究、ブラジルの社会、 地理および人類学研究、アフロ・ブラジル研究、インディオ研究の5部門に大別して閲覧に供している。
ブラジルが好きで好きで、いつもブラジル的雰囲気に浸りたい一心で半ば自己満足的に創った研究センターではあるが、予想を超えて多くの来館者がある。
そうしたブラジル愛好家の支えを得て、日伯交流の場となるべく、さらなる設備面の充実を図りたいと思う。ともあれ、部屋のあちらこちらにブラジル的事物、例えば国旗や絵画、
アマゾンの動物の剥製、淡水魚の化石等も陳列したセンターに一度は訪ねてみませんか? 情熱の国「ブラジル」が垣間見れること請け合いです。 |
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